〒860-0821 熊本県熊本市中央区本山3丁目5-37
(熊本駅から徒歩9分/駐車場:近くに有料パーキングあり)
受付時間
政府は、在留資格の「変更」「更新」「永住許可」などの在留手続きに関する手数料を大幅に引き上げる方向で検討しています。
来年の通常国会に改正法案を提出する方針とされており、今後の制度設計によっては、多くの外国人や受入企業に実質的な負担増が生じる可能性があります。そして、欧米並みにするということで具体的には在留資格(ビザ)変更申請、在留期間更新許可申請にて1年以上の期間の更新を3万円~4万円程度、永住許可申請を10万円に引き上げる案を検討しているという報道がなされています。
しかし、現段階で決定しているわけではなく、あくまで検討しているという状況ですので、この点を踏まえて、外国人本人や外国人受け入れ企業の担当者にとって重要なのは、2025年4月改定後(2025年11月現在)の金額の把握と今後どのような検討がなされていて、どのくらいの時期に変更になるのかといった現状を把握することです。以下ではそれらを中心に解説を進めさせて頂きます。
★2025年11月28日追記★
本記事を五來頂きましてありがとうございます。本記事は2025年11月23日にアップさせて頂いておりましたが、昨日11月27日(木)に一部のメディアで、政府はこの法改正で、手数料の上限を永住許可は30万円に、資格変更・更新は10万円に引き上げる案を検討していると報道されていましたので追記にてその旨ご共有させて頂いております。
以下の内容と昨日の報道内容には金額面で若干の齟齬がみられますが、現状具体的な変更後の料金、そもそも変更になるのか、これらはあくまで検討段階なのでまだ何とも言えないです。また進捗がありましたら情報アップさせて頂きますので今後ともよろしくお願いいたします。
| 2025年3月以前 (過去) | 2025年4月以降 (現在) | 改定後 (未来) | |
|---|---|---|---|
| 変更更新 | 4,000円 | 6,000円 | 3万~ 4万円 |
| 永住許可 | 8,000円 | 10,000円 | 10万円以上 |
| 米国 | 就労系 変・更 | 約6万円台後半~7万円台前半 |
| 英国 | 就労系 | 約17万円 |
| ドイツ | 変・更 | 約1万円台後半 |
| 日本 | 変・更 | 6000円 |
各国の在留資格に関する手数料(2025年11月)
※「変」=変更「更」=更新
いわゆる入管法の67条により、現在1万円を超える手数料を設定することはできません。そのため、本法の改正が必要となりますが、政府は2026年度来年を目途に国会に改正案を提出する方針を固めているようです。
出入国管理及び難民認定法
(手数料)
第六十七条 外国人は、次に掲げる許可を受ける場合には、当該許可に係る記載、交付又は証印の時に、一万円を超えない範囲内において別に政令で定める額の手数料を納付しなければならない。
一 第二十条第三項本文の規定による在留資格の変更の許可
二 第二十一条第三項の規定による在留期間の更新の許可
三 第二十二条第二項の規定による永住許可
四 第二十六条第一項の規定による再入国の許可(同条第五項の規定による有効期間の延長の許可を含む。)
在留資格の変更・更新・永住申請などの手数料を、現行より大幅に引き上げる方向で検討が進んでいます。
制度改正は「法案 → 審議 → 可決 → 政省令改正 → 施行」という正式な流れで進むと報じられており、少なくとも来年以降の動きである点は明確です。
在留外国人の増加、審査の複雑化、行政体制の拡充などが検討理由として示されています
「数万円規模」「十万円以上」という案は出ていますが、確定金額ではありません。法案成立・政省令で正式に決まります。
施行日は法案審議の進み方により変動します。現時点では「来年以降」という大枠のみで、具体的時期は未定です。
「更新」「変更」「永住許可」「再入国許可」「特別な免除制度」など、どの手続きがどの程度引き上げられるのかは、実際にはまだ確定はしていません。
オンライン手続きが普及している背景から、手数料体系が変わる可能性はありますが、制度詳細は未発表です。
「施行日前に申請済みの場合は旧手数料が適用されるのか」などの経過措置も未定です。
更新の回数が多い方ほど、負担が大きくなります。また、永住許可を考えている方にとっては、申請タイミングの戦略がこれまで以上に重要になります。
複数名の外国人材を雇用している企業様では、更新時期が重なるとコストが一気に増える可能性があります。
年度予算や採用計画に影響するため、早めに状況を把握する必要があります。
在留更新が近い方は早めに相談・準備を開始して、可能であれば長期の在留期間を取得できるようにしっかりとした内容で申請を提出していきましょう。更新回数が減れば、トータルの負担を軽減できます。そして、永住申請を検討している方は、早めの着手を意識しましょう。今後の大幅値上げの可能性を踏まえると、タイミングの判断が非常に重要です。
当社にご相談いただいた際には、今回の手数料引き上げの動きを踏まえて、
「早めに動くべきか」
「永住申請のタイミングは適切か」
「企業として何から準備すべきか」
などの“判断部分”から丁寧にアドバイスいたします。在留期限が迫っている方、外国人材を受け入れている企業様は、どうぞお気軽にご相談ください。
ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。『福岡・熊本ビザ申請サポートセンター』について、ご不明点やご相談などございましたら、お電話または下記のお問合せフォームよりお気軽にお問合せください。
お電話でのお問合せ・相談予約
<受付時間>
9:00~18:00
※土曜・日曜・祝日は除く
フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。
〒860-0821 熊本県熊本市中央区本山3丁目5-37
熊本駅から徒歩9分
駐車場:近くに有料パーキングあり
9:00~18:00
土曜・日曜・祝日